暇人釣り日記

バス・アジング・メバリング・シーバス・エリアトラウトその他なんでもな釣り好き暇人

蘇生とリリースフィッシング


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私の場合、ブラックバスがルアーフィッシングのスタートだったのもあり、釣った魚を持ち帰って食すという考えが当初から殆どなかった。

なので、リリースと言う考えに全く違和感が無かったし、そう言う釣りのスタイルだと今も思っている。

何十年もリリースの釣りをやっていると、フックを飲ませてしまったり、魚に余計な体力を使わせた結果弱らせてしまったりと言う場面が数回ある。殆どが自分のせいでそうなっていると思う。

表題の蘇生についてだが、魚は当然エラに酸素を取り込み呼吸する事で生きているので、リリースする魚は極力水に暫くつけて、魚を前後に動かすか、手で水を送り込む事で対処する。

大体の魚はこれで少しずつ動きも良くなり手から離れていくが、中々うまく行かない魚種(個人的には)がシーバスだと感じている。

シーバスの場合、特に大型になるにつれてリリースが難しい。単なる技術不足は認めているが、特に長時間のやり取りをしていた訳でも無いのに、蘇生してもお腹が上になってしまい体勢を立て直すのが非常に難しい。

この場合、ストリンガーに繋いで岸壁を早歩きしてみたり、八の字をかいてエラに酸素をなるべく多く送り込んだり…

それで体勢を立て直す魚もいれば、そのまま戻らない魚もいる。

撮影の為に地面に置くのも弱らせる原因だろうが、それを言ったら殆どのシーバスアングラーが同じ状態なのか?

一度ランカーの蘇生に失敗した時は魚に申し訳無い気持ちが過ぎて暫くシーバスはやらなかった。

大型になれば体力もあるだろうが、それ以上に大きな魚体を動かすのにエネルギーが必要、その分酸素も必要。

蘇生の為の最善策は魚体になるべく触れない、やり取り・写真撮影はなるべくスピーディーに、リリース時の酸素供給だとプロの方に聞いた事がある。

これでも駄目なら有り難く戴く。

体勢を整えてリリース出来たとしても、その先はアングラーが知るすべは無い事を考えると、釣る瞬間からリリースするまでを如何に集中できているかが大切になるのだと思う。

釣りをやめる選択が無い私たちの出来る事と言ったら、そんな所だろうか。

とりとめ無いが、ブログに記録して改めて考えてみる。